セフェム系抗生物質とは?:咽頭炎や気管支炎などに有効・副作用少で広範囲の感染症に有効

セフェム系抗生物質とは?:咽頭炎や気管支炎などに有効・副作用少で広範囲の感染症に有効

「セフェム系抗生物質」は、ペニシリン系に近い抗生物質で、広範囲な病原菌に有効で副作用が少ないため、病原菌を特定し有効な抗生物質を決めるまでの間や割と軽い感染症に、使用されています。

セフェム系抗生物質は、ケフレックス、ケフラール、フロモックス、メイアクト、セフゾン、オラセフ、パンスポリン、セフスパン、バナン。

効能は咽頭炎や扁桃炎、気管支炎、中耳炎、副鼻腔炎、麦粒腫(ものもらい)など軽い感染症。ノドの痛みや熱をともなう風邪にも、よく使用されています。第2、第3世代のセフェム系抗生物質は、グラム陰性菌や嫌気性菌にも強い効果を示し、2次感染や難治性の感染症にも使用されています。重症の場合は注射する。ケフレックスは第1世代のセフェム系抗生物質。

ペニシリン系、セフェム系などの抗生物質は、細胞壁を持たないマイコプラズマには効かないため、ウイルス感染でない風邪症候群のマイコプラズマには、マクロライド系抗生剤(アジー、クラリシッド、クラリス、ジスロマックなどが)やテトラサイクリン系抗生物質(ミノマイシン、ビブラマイシン、アクロマイシン)やニューキノロン系抗生物質(クラビットなど)が使われます。

最近このマクロライド系が効かないマイコプラズマ肺炎が増えてきました。マクロライド系の抗生物質が無効な場合には、テトラサイクリン系の抗生物質やニューキノロン系の抗菌薬が有効とされています。

ただしテトラサイクリン系抗生剤は、8歳以下の子供に2週間以上長く使用すると歯が黄色になったり、骨の発達に影響を受けると言われています。

ニューキノロン系抗生剤も、関節への影響から子供にはあまり使用されません。妊婦にも使われません。

セフェム系抗生物質の使用上の注意としては、広範囲な病原菌に有効で副作用が少ない便利な抗生物質ですが、発疹がでたり、下痢を起こすことが時々あります。アレルギー体質の人は、要注意

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2019.09.07 | 共通テーマ : 日記・雑感
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