30年ほど前は、何とか定年まで勤められました。子会社や関連会社に出されても定年まで勤められました。今では、大会社と言えども、追い出し部屋的なものを作られて、何時自分も追い出されるかわからないようになりました。派遣社員も35%に増え、、、。サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだがなくなり、住みにくい世知辛い世の中になってきました。
その間、社長や会長の給料だけは、知らぬ間に上がった感じです。例えば、東電の平岩会長が経団連の会長をしていた当時の東電からの年収は3500万円、社員の平均年収の5倍。それが2011年の福島原発事故当時の勝俣会長の年収は8000万円に上がっていました。
そのやり切れなさが、エースは真っ先にクビやパナソニック役員退職慰労金18億円の記事のアクセスアップにつながったのではないかと思います。
これまで政治家は身分の不安定があり、選挙で首を切られていましたが、その方がアッサリして、本人も納得しやすく、いつ不条理にリストラされるかもわからないサラリーマンより男性的かもしれないですね。
これから、サラリーマンが生き残っていくには、健康に気を付けることと、会社だけの人間関係に頼らず、これまでの名刺をなくしても付き合ってくれる人間を多く持つことだと思います。面従腹背に完全に染まってはいけません。名刺を離れての自分の価値を、常に冷静に客観的に知っておく必要があります。大会社の部長や支店長以上の方のほとんどは、辞めてからその落差に無慈悲に思い知らされて、辞めて半年で10年位老けこんだ顔になる場合が多いです。
アメリカ人は実力主義、ドライ、合理主義と言われていますが、損得抜きに助け合う横のつながりも持っています。日本は、アメリカの表面だけ真似をして、無縁社会に突入中です。中国には、薄くなりましたが義兄弟の関係、韓国には強固な家族関係が残っています。