多発の院内感染予防に手術前の抗生物質使用を確認:「新版 のんではいけない薬」が指摘・アメリカでは10万人弱が死亡

多発の院内感染予防に手術前の抗生物質使用を確認:「新版 のんではいけない薬」が指摘・アメリカでは10万人弱が死亡

「新版 のんではいけない薬ー必要な薬と不要な薬」(浜六郎著)は、「院内感染予防の不徹底や安易な抗生物質の使用のために、多剤耐性緑膿菌などの多剤耐性菌による院内感染の発生が、後を絶ちません。5%前後の院内感染が起きるとされてますが、それが病院の現実です」

「抗生物質がまったくない状態なら、多剤耐性菌が手術時の切開創から侵入して、2時間後に体内で菌が増殖し始めれば、手術4時間後には抗生物質が効きにくくなります」「このため、2001年に日本感染症学会が作成した抗菌剤使用の手引きに従って、3時間以内の手術ならば、手術前に1回抗生物質を使用してもらいましよう。また、それを確認しましよう。3時間以上の手術ならば、抗生物質の追加使用が必要です」と指摘しています。

今秋のアメリカのウオールストリートジャーナルは、アメリカ疾病管理予防センターの調査によれば、アメリカの医者や看護婦の半数はアルコールや石鹸で手を洗っておらず、それが原因で患者100万人に感染症をうつし、その結果10万人弱を死亡させている、、、と報じています。

アメリカでは、一般的に開業医は比較的にのんびりですが、病院勤務の医者は、寝不足の過重労働で、診察中に、ついついウトウトすることもあるようです。悪いユーモアになっているようです。これでは、アルコールや石鹸で手を洗うことまで、気が回りにくいのかも、、、。その代り、医療技術は、実戦で徹底的に仕込まれるようです。

2019.09.23 | 共通テーマ : 日記・雑感
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