(ウイキペディアより)
糖尿病性腎症は、糖尿病性腎糸球体硬化症とも言い、血液をろ過して原尿を作る細かい血管の集まりである腎糸球体に肥厚や結節ができて、ろ過機能が低下して、排泄するべき老廃物が血液中に増える病気です。
検尿のたびに陽性となる常在性たんぱく尿⇒尿毒症に進まないためには、血圧を正常に保つ、食べ物では蛋白質を減らし上質な蛋白質を食べ、糖質を多めに食べ、腎臓に有害な鎮痛剤や抗生物質を乱用しない、食塩の摂取は1日3グラム以下にもします。そして、常在性たんぱく尿でも、血清のクレアチンや尿素窒素や尿酸やカリウムなどの値が上がらないようにします。
ウイキペディアによれば、薬物療法としては、初期の段階では血糖コントロールによって進行を遅らせることができるため、薬物やインスリンによって血糖コントロールするのが重要となる。浮腫に対しては、腎糸球体濾過量を低下させないループ利尿薬を用いる。糸球体肥厚や硬化を防ぐために糸球体内圧を下げるアンギオテンシン変換酵素阻害薬やアンギオテンシンII受容体拮抗薬の有用性が示されるが、全身の血圧も十分降圧する必要もあり、Ca受容体拮抗薬など他の降圧剤も組み合わせて用いる。尿毒を便から排泄させる球形吸着炭(クレメジン)やカリウム排泄剤、酸塩基平衡を補正するための重曹やクエン酸ナトリウム・カリウム合剤を内服し、腎性貧血が進行した場合エリスロポイエチンの注射を行う。